研究基盤センターは5つの施設等(機器分析施設,環境安全施設,化学物質管理室,RI 施設,極低温施設)から成る学内共同利用施設で,全学の教員・学生への教育・研究の支援を行っています。
機器分析施設では様々な分野の新しい分析機器の導入が進み,現在は30 台以上の装置と大型プリンターが稼働しており,数多くの成果を生み出しています。これらの設備を効率良く活用してもらうため,初心者向けの講習会や最先端の分析技術を紹介するセミナーを開催するとともに,学内外からの依頼分析についても対応範囲を広げつつあります。
環境安全施設では各研究室から回収される実験廃液や廃棄物の管理,全学排水水質検査等を行っています。化学物質管理室では実験に使用する化学物質の入庫,使用,廃棄等の管理や化学物質取扱に関する講習会等の啓蒙活動を環境安全施設と連携して行っています。RI 施設は放射性物質を扱う専用の実験施設で,放射性物質の管理や利用者への安全教育及び被ばく線量管理等,放射線安全管理を行っています。これら三施設では,いずれも法令遵守のために欠かせない活動を行っています。
極低温施設は液体窒素(-196℃,77K)および液体ヘリウム(-269℃,4K) を製造し、全学の研究室等へ供給しています。施設内にはヘリウムガス 回収配管を備えた実験室があり、液体ヘリウムを大量に用いる実験をできるようにしています。ヘリウムは希少資源のため、リサイクル(ガスを回収して再液化)しています。県内中学・高校等の教育用に液体窒素の提供、安全指導、機材貸出をしています。(無料) 理科教員の方はご相談ください。