大型プリンター印刷時におけるデータの入稿について

○ポスター印刷

  1)PowerPointで作成の場合・・・PDFデータを作成し、PowerPointと両方のデータをお持ちください。
   ※パワーポイントの作成環境(バージョン)がセンターのPowerPointと異なる場合、文字化け(代替フォ
   ント)、文字ズレが起きる可能性があります。
   作成されたPDFファイルと比較・確認することで修正・対処が可能になります。
   PDFデータ作成時には「埋め込みフォント」の設定を行うことで文字化けを防ぐことができます。
   (下記 ポスター作成アドバイスの4)を参照にして下さい)

 

  2)Illustrator・その他で作成の場合・・・PDF化、もしくはJPEG化してお持ちください。

   画質の劣化は多少ありますがセンターのパソコンでは対応しかねます。センターのPhotoshopで開き
   印刷が可能な場合もありますがバージョンの違いによるズレ等が生じる可能性があります。
   印刷業務を円滑に行う為、作成されたPDFを利用して印刷を行う場合があります。
   ※オリジナルデータからの印刷・より高画質での印刷を希望される方は専門の業者へ依頼されることを
   オススメします。ご相談受付ます。

 

 

 ○横断幕(懸垂幕)印刷 (学会やセミナー・シンポジウムや立て看板の作成にご利用ください)

  センターにある「ワイドぷりんと P-style」というソフトを使って作成すると比較的容易に綺麗な横断幕が印刷できます。
  ご相談受付ます。

  ※パワーポイントでは長尺で142.22cmまでの設定しかできません。

 

○ポスター作成アドバイス

1)ファイルデータは原寸サイズで作成する

Microsoft Office PowerPoint 2007 の場合
 「デザイン」→「ページ設定」→タブを「ユーザー設定」にし幅と高さに直接数値にて入力して下さい。
 例として、A0サイズ印刷の場合はページ設定を84.1×118.9 (cm) と入力。



 ※PowerPointではページの設定が上限111.8×142.2 (cm) です。
  それ以上のサイズでのポスター作成をされる場合は縦横比を変えずにできるだけ大きな設定値で作成してください。
  例) 150 x 120 (cm) のポスターを作成したい場合、
     ページ設定は142 x 113.6 (cm) にする。印刷する場合は1.056倍に拡大印刷します。
  拡大幅は可能な限り小さい方がオリジナルの画質を維持することができます。

2)画像は350dpiを上限の目安としてください
画像の解像度は高過ぎても印刷の綺麗さには反映されません。
解像度の高すぎる画像がある場合、印刷データを開くのに時間を要したりパソコンに負荷が大きくなります。

 □参考リンク
  どこまでセーフ?印刷解像度 (色カラー) http://iro-color.com/design/dpi.html
  画像解像度について (株式会社サイビッグネット)      http://www.cybig.net/data/resolution.html

 ※但し拡大印刷を想定される場合は画質の劣化が起きる場合があります。
  →できるだけ印刷サイズに近いページ設定を行ってください。

3)「透過性」は使わない!
「図形の塗りつぶし」にある「透過性」は画面上は有効ですが、印刷時には網状に変換されてしいます。
対処方法として、透過性を用いずに色の選択にて淡い色を設定し透過性は使用しないようにしてください。

 □参考リンク
  Office系ソフトでの透過性(半透明)の使用について (株式会社サイビッグネット)
  http://www.cybig.net/data/translucent.html

4)PDFデータの作成方法
PowerPointの「名前を付けて保存」からPDFファイルの作成ができます。
「ファイルの種類」から「PDF(*.pdf)」を選択します。
※作成時に「オプション」より「PDFのオプション」→「ISO 19005-1 に準拠 (PDF/A)(1)」のチェックボックスをクリックすることでフォントの埋め込みが完了します。
 

ポスター作成のヒント 秀逸リンク集

 ここの情報は随時追加更新していきます。(リンク切れの場合はご一報頂けると助かります)

 1.伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザイン   
  https://tsutawarudesign.web.fc2.com/index.html
  「読みやすさ」、「見やすさ」、「見栄えのよさ」が総合的に書かれています。
  ポスターを作成する前に読むことをオススメします。








 2.色彩センスのいらない配色講座 色は論理的に説明できる   
   https://www.slideshare.net/marippe/ss-9003317
  








 3.ノンデザイナーのための配色理論   
 https://www.slideshare.net/saucerjp/ss-14902681